自分になり、自分が居場所になる学校

自己肯定感を育み、自分らしく生きることを応援します。

自己肯定感とは、良いも悪いも含めて「自分は自分で良いんだ」と思えることです。

ここは、大人側の一方的な「伝える」「教える」場ではありません。「やりたい」も「やりたくない」も「困った」も心の自由を保証しながら、個々の子どもたちのペースを大切にします。その中で子どもたちは、自分なりにやってみたり、工夫したり、困ったりと成功と失敗を繰り返しながら、遊んでいきます。そのためのたくさんの余白の時間があります。自己が満足するまで遊びこむ体験を通して自分の感覚をつかみ取り、満たす方法を学ぶことができるのです。そのことが、自己肯定感を育み、自分自身が居場所になること、他の誰でもない自分自身の人生を歩むことへとつながると信じています。

フリーな学びの場~わくわくを追求する~

決められたプログラムやカリキュラムはありません。一日はミーティングで始まります。一日どう過ごすか彼らとスタッフで決める。出てくることは人、季節、今ここの気持ちに応じて様々。「どろんこ、工作、料理、おにごっこ・・・」、その上で「なにもしたくない」も、「今は思い浮かばない」意見もひとつのプランとして「心の自由」が保障されてます。
彼ら自身の意欲・興味が起点に日々を作ることを大切にしてます。一人ひとりの自己決定のプロセスを尊重し、遊びに取り組んでいくことが責任と自由を育てることだと考えています。彼らを信じて見守ること。ただ無関心や放置ではなく、ちゃんと「今はわからない」も受け止めること
ときにできないことともぶつかります。決められてない非構成な学びだから起きることです。その中で自由と責任を学び彼らが自由を使いこなしていくことを信じて見守ることが彼ら自身が人生をデザインしていくこと。自己肯定感を持ち自分を主役として生きていくことにつながります。

遊ぶことは学ぶこと、自分を生きること

子どもの「やりたい」や「わくわくすること」「遊び」そのものに実はとても価値があります。その子自身の「遊び」を応援します。遊びそのものに実はとても価値があるからです。遊びをとおして他者との距離感や関わり方、自然から学ぶことたくさん体験的に学ぶものがあります。自由と言えど、もちろん暴力や破壊、またその場で都合の悪いことは止められますが、その子自身の「心の自由」を保障したいと考えてます。難しいことは子どもたちと相談して決めていきます。その中で自分との関わり方を学び、主体性を取り戻していくと信じています。


自然が学びの舞台

大分市の最西の地区の机張原という土地が活動の舞台です。私達は自然から学ぶことを大切にしてます。子ども達は里山で遊び、平衡感覚を磨き、敏捷性や体力を養います。自然を相手に、考える力や協力する力を身に付け、その体験から自己肯定感や自尊感情を培っていきます。また様々な生き物と出会い、自らも共生の輪の中で生きていると実感します。
生き物、森、自然のすべてを知的に学ぶより、等身大の体験で身を持って感じることが大切だと考えています。それは子どもたちが自分の生きている世界に実感を持ってほしいからです。頭と心が一致していく学びの世界を自然体験を通して届けていきたいです。


なければ「つくる」 工夫する。考える。生きる土台

なければ「つくる」ことが生きる土台になると信じています。子どもたちのプランのなかでの遊びで出てきたことは工夫してともに創ることを大切にしてます。大人が一方的に提供するのではなく、よりそいながら一緒に工夫すること、自分なりにトライアンドエラーして考えるそのプロセス(過程)の中にこそ彼らの生きる土台の根っこがあるからです。 モノづくりだけではありません、遊びの中で仲間を見つけること、プランを形にしていくこと、ご飯を作ること。様々な体験の中にその土台はあります。そして、それをお手軽に消費的に学ぶのではなく、環境に配慮して、自然物から創ることがこれから先の地球の未来につながっていると考えてます。


聴くこと よりそうこと 安心・安全が土台です

カウンセリングの考え方を取り入れています。スタッフはカウンセリング研修をしています。話をじっくり聴き気持ちを認めながら子どもと相談していきます。私たちは「心の自由」と「行動の自由」とを分けて考えています。集団の中ではもちろん都合の悪い行動はありますが、気持ちを聴き認めることで「心の自由」を保障し、気持ちやその子自身を大切にしたいと考えています。丁寧な関わりが子どもたちの心が健やかさを取り戻し、二つとないオリジナルの感性が育まれると信じています。


食と暮らしの体験 生活が遊びになり学びです

敷地内の有機・無農薬の畑で野菜を収穫する。火のある生活。すべてが手作りの日々です。スイッチひとつでは得られない達成感や、工夫がたくさんあります。自分で工夫してやってみる体験を通して確かな達成感や生きる力につながっていると信じています。食べることも大切にしています。食材は、私たちが畑で育てた野菜と地元の食材を中心に。身体にやさしく安心して食べれる食事を目指しています。アレルギーの子には同じ食材、味付けで出来る限り同じものを作りたいと考えてます。美味しいねと本来の食べる楽しさがあふれだす食の場を子どもたちとともに作りたいです。



もっと詳しく知りたい方は、きりかぶのめを御覧ください